先日のGoogleI/Oにて、Androidの最新版であるAndroid Oが発表されましたね。
起動時間短縮など魅力的なOSになっている模様。
それにAIファーストをGoogleが提示していて、OSでもAIの力を存分に使うそうな。
これは存分に調べ倒してからみっちり書いてみたいですね。
で、今日はその時に一緒に発表されたAndroid GOについて思うことがあったので久々にブログ更新をしたくなってしまいました。
Android GOとは何じゃそりゃ?ってなる人は(こんなブログに来る人には)少ないとは思いますけど、ざっくり説明すると、超低スペック端末でも快適に動くAndroidのことです。
一応最新のAndroid Oをベースに作ってるみたいで、パッケージ(プリイン)ソフトはGO向けにチューニングされている軽量版のGmailやYoutubeが入ってるみたい。
Nexusなど、素のAndroidには10個程度しかアプリが入っていないはずなんで、それらの軽量モデルを入れていると考えると、メモリ1GB未満でも快適に動かせるのでしょう。
(XPERIA X10はRam384MB Rom1GBとかいうスーパー鬼畜仕様)
メモリ1GB未満のモデルと言えば内蔵Romも8GBもないことが多いはずなんで、昔みたいにプリインのアプリに内蔵容量を押されまくって買ってすぐにかつかつの状態になるなんてことは起きないはず。
あくまでAndroid GOは新興国向けという位置づけなんでAndroidOneの実質後継と捉えるべきでしょうか。
Oneは主に新興国向けに安価かつ、発売から二年間のAndroidバージョンアップの保証をうたったシリーズ(?)でしたが、今回からはとうとうOS事態をさらに軽量化させてしまったということで、より低性能端末に向けたOSとして洗練されたってことですね。
そういえばOSアップデート提供保証はどうやらAndroidのパッケージをOS側と分離することで、アプデの提供が遅いメーカー端末でも早めの提供ができるようにするみたいなんで、One自体いらない子になるのかも。
ようやくタイトルの話にしますけど、これからも性能が進化していくであろうスマートフォンで、新興国向けの特殊OS。
搭載端末は初めはドカッと出る気はしますけど、いざ蓋を開けてみると、結局あんまり使われないんじゃないかな、と。
今回、通信がまだまだ不安定な地域のために通信に関する部分も色々工夫されてるみたいですが、その技術は次のOSあたりで、メインのAndroidの方にも搭載されるでしょうし、新興国向け!って感じでめちゃくちゃ安いスマホを出しても、向こうの人たちが振り向くとは限らなかったりするんじゃないですかね。
昔、インドで激安な車が出されたものの、そんな安すぎるやつ乗ってたら恥ずかしいわ!って感じで全く売れなかったとか…
日本円に直したら238000円程度になるらしいけれど、安すぎると羞恥心が出るっぽい。
今、インドで人気なのはiPhone4だという話も聞いたことがあるので、意外と安く抑えても、みんなそれを手に取りたがらなかったりするかもしれません。
2010年の端末...
デザインは好きですよ。
そして、Android GOの要求スペックの低さに感動したハッカーたちが、初代Xperia用のGOを準備したりするんじゃないですかね。
そもそもAndroid GOの見ているユーザー層に日本が存在している確率は少ないですが、いずれ新興国だけでなく、世界中のユーザー向けになったりしたら、世界各国でDSのゲームカセットより安いAndroidスマートフォンが出回ることでしょう。
っていうか、これがタブレット向けにも出てこようものなら、Fireで激安って言ってるのも長くなかったり…さすがにそれは無いかな…
ただ、地味に機能追加を行って、要求スペックを挙げる羽目になる未来が見える気がします。
あくまでも低スペック端末のための路線を貫いていってほしいですね。
そして、Nexusブランドを復活させて、安価なAndroid GO搭載機とか売ったらいいんですよ。
そして、最終的にはWindowsみたくエディションっぽいことになっていって、
・Android GO (Nexus)
・Android (Pixcel)
・Android Pro (Pixcel上位モデル)
の三つになったりして…
でも結局、メモリ2GBぐらいのモデルにもGOが搭載され始めて、低スペック向けだったなぁ、ていう風に懐かしむ未来が待ち構えてたり、待ち構えてなかったり。