Sonyはドイツ・ベルリンで開催中のIFA2018にて新型XPERIA、「XPERIA XZ3」を発表しました。

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今回も発表前にリーク画像やらスペックやら殆ど出てしまってましたけど、言ってしまえばXZ2とほとんど変わりない画像しか出てなくて、ネットで見る限りまさに「期待値0」な状態でしたが、実際には

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簡単に言うと、今回発表されたXPERIA XZ3は前機種のXZ2から、液晶が有機EL(OLED)に変更され、若干薄くなった端末、といった感じです。

 

それ以外はほとんど前と変わりません。

 

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スペック(XZ2から変わった点は赤文字で書いてます)

SoC Snapdragon845

Ram4GB

・ストレージは64GB

・ディスプレイは有機EL

・ディスプレイ解像度は2880×1440

・メインカメラはF2.01400万画素数

・インカメラ(フロントカメラ)F1.3F1.9の1300万画素数

(追記)インカメラのF値の表記が間違っていましたので修正しました。

SonyのUSサイトから持ってきた数値が間違っていたとは…以後気をつけます。

・重量は193g

・バッテリーは3330mAh


バッテリーが少し容量が増えています。

有機ELは液晶と違って、画素自体が発光するのため、バッテリーの持ちがよくなると言われているので、多少はバッテリーの持ちも良くなっているかと思います。

有機ELと言えば、Sonyのテレビのブラビアは有名ですよね。
発表中でも度々BRAVIAという単語が出ていました。

 

Qiについては、アクセサリの欄にワイヤレスチャージャー書いてあったので、多分対応してます。

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US版の公式ページに記載されていないのが少し気になりますけど、PC Watchでも書かれてましたからきっと対応してるんでしょう。

 

あと、超細かい変更点ですが、SDXCカードがXZ2は最大400GBだったのが、XZ3では512GBにランクアップしています。そもそも512GBSDってまだなかった気がしますけど、これで安心ですね(??)

 

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デザイン

 

XZ2は表面もベゼル部分は本体カラーでしたが、XZ3は全面ブラックに変わっています。


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ベゼルレスで無いことを隠すために違いない!

有機ELに変わったことで、ディスプレイの解像度はXZ2の「2160×1080」から「2880×1440」に高解像度化しています。

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ディスプレイは縦横ともに前よりもベゼルは狭くはなっているのですけど、やはり他メーカーと比べるとまだまだですね。

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あと、これまでは表示面の淵も角ばっていましたが、XZ3は丸まっています。

てか、湾曲してます。

ここだけ最近のトレンドを取り入れようとしているのでしょうかねぇ

 

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(上がXZ3、下がXZ2)

厚さは改善されていて、最薄部が3mmに、最厚部は9.9mmに抑えられました。

重さはXZ2198gから193g誤差の範囲じゃねーか!!

 

参考までに、XZ1の厚さは7.4mm、でした

 

サウンド

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サウンドについては、XZ2から導入していたS-Forceスピーカー(低音に合わせて振動する機能)は最大20%音圧が上がっているみたいです。

 

店頭で触った時も全くと言っていいほど、恩恵を感じなかったあの機能、恩恵を感じれるぐらい進化してたらいいんですけどね。

 

それと今回もイヤホンジャックは復活ならずでしたね。

もっとユーザーの声を聴いてくれても良くってよ。

 

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カメラ

XZ3はデュアルカメラになるか、単眼のままか、わりと興味を集めていましたが、結局単眼のままでしたね

しかも、メインカメラについては進化無し。

3Dクリエイターカメラには少し機能追加などがありますが、基本は変化なし。

 

それに対して、インカメラは解像度が向上し、カメラも明るくなりました。

 

どうしてインカメだけ向上させた!?

 

もうXPERIAのカメラには期待してはいけないのかもしれませんね

凄いセンサーメーカーなのに…

 

ただ、画面OFF時のカメラ起動方法として、ポケットから取り出したときに横画面にすることでカメラをすぐに起動できる機能が追加されてるみたいです。

そもそもカメラの起動が遅いXPERIAでは、その前に起動を早くしているのだろうな?と聞きたくなります。

 

以上、XPERIA XZ3の紹介でした。

 

これ以外はサイドセンスという機能が追加された程度でしょうか。
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画面淵の湾曲部分をダブルタップすると、次に使うであろうアプリを提案する、という物ですが、なんというか、絶対要らない機能な気がします。

AIを取りあえず使おうぜ精神ですね。

 

全体的に、予想通りだなと感じました。

 

もちろん悪い意味でですよ。

 

カメラは相変わらず単眼ですし、ベゼルは全然狭くなっていない(画面が大きくなったので少しは狭くなってますえけど、上下ベゼルがね…)。

厚みは少しはマシになったものの、重量は5gしか軽くなっていないから依然重たいまま。

有機ELを搭載しか目新しいものもない。

 

カメラは単眼でも、センサー変更とか進化をしてくれればよかったのですが、どうやらそんな様子はありません。

 

ユーザーからあんなに叩かれまくったのに、全く改善を行おうという気力が見えません。

 

それでも日本では少しは売れるでしょうね。

iPhoneユーザーとXPERIAユーザーの二分になってるような国ですから。

 

しかし、進化を行おうとしないのは、はっきり言って、メーカーとして失格だなというところです。

 

実際Sonyはスマートフォン事業の収益が低迷していたりと、メーカーとしての怠慢の結果がしっかりと出始めています。

 

きっと来年にはXZ4は出ていることでしょうが、いよいよSonyの本気を見せないと、ユーザーは熱心なSony信者以外離れていくことでしょう。

デュアルカメラ標準の時代で、デュアルカメラに肩を並べることのできるわけでは無い単眼を売り、Ramを増やすでもなく

ユーザーの求めている声にしっかりと答え、昔のSonyのように、ワクワクするフラッグシップ機を出してほしいと心の底から思うばかりです。

 

あとは値段がどうなるかですね。

日本においては各社秋モデルで取り扱うはずなので、そこで値段がわかるわけですが、リーク情報では11万円という話も出ていたので、果たして一括でいくらするのか

 

僕は買う予定は、買い替える予定がそもそも無いので一週間レビューなんてことができないので、発売されてからの海外メディアのレビューを楽しみにしたいと思います。

 

発表の最後には5Gについても少し話していました。
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いよいよ本格的にサービス開始に近づいてきた第五世代通信規格、docomoでの設備普及はXiの時よりも早いといいな...

以上、Sonyはそろそろ本気を見せてください!!